懐かしのゲームをまったり実況して人気を集めているいい大人達。
下ネタや冗談を言い合いながらゲームを楽しむスタイルは流行り廃りに左右されない確かな面白さがあります。
今回はそんないい大人達について調べてみました!
いい大人達の実況活動
いい大人達は2010年にデビューしたゲーム実況者集団です。
リーダー格であるタイチョーさんと7人のメンバー(現在は4人)で構成されたこの集団は全員それなりの年齢のいい大人。
この「いい」は決して「良い」ではなく、「いい歳して」の「いい」というネガティブな意味で付けられているそうです。
具体的な年齢は公開されていませんが、皆同年代のSFC直撃世代ということなので現在30過ぎくらいなのではないでしょうか。
そんな実況者集団いい大人達は、ニコニコ動画で活動する人気ゲーム実況者の中でも異彩を放っておりその魅力はいくつかに分けて考えることができます。
魅力①自分たちがやりたいゲームをやりたいようにやるスタイル
いい大人達が実況するのはレトロゲームが中心です。
投稿本数が多いので最近のソーシャルゲームだったり人気シリーズのタイトルもありますが、
基本的には有名無名問わずシンプルにゲームを楽しむことをモットーにしているようです。
人気実況者を目指したり再生数を稼ぐことが目的ならスプラトゥーンやマイクラ、マリオ実況などが無難だと思いますが、
そうした人気タイトルに頼らずに自分たちのスタイルを崩さないのはカッコいいですね。
これについては「有名タイトルが面白いことは皆知っている」、「他の実況者がその面白さを伝えている」のでわざわざ自分達がやる必要はないからと考えているようです。
そしてタイチョーさんにはコツコツ集めていたファミコンソフト(200~300本)があるから実況するソフト選びにも困らないそうです。
動画の収録場所はメンバーであるオッサンの部屋。
ゲームやら何やらで溢れかえって子供部屋のようになっていますが、これらはほとんどタイチョーさんとノッチさんの私物だそうです(笑)
魅力②動画の投稿頻度が速い
いい大人達はかなりのハイペースで動画を投稿することでも有名。
タイチョー曰く、動画を分割して本数を増やすと面白さが伝わらなくなってしまう恐れがあったので毎日上げることにしたらしいです。
ピーク時には動画のストックが100本ほどあったというから驚きです。
「こち亀」連載中の秋元さんのようなエピソードに、いい大人達の視聴者を楽しませることへの熱意を感じますね。
魅力③動画はほぼ無編集
いい大人達がデビューした2010年は、ちょうど生放送が流行していた頃です。
だからほとんど動画の編集をしない彼らのスタイルには、生放送の方が合っているのではないかと思いました。
しかしそれでも動画投稿という形で活動を始めたのには理由があって、
一つは生放送中にうっかり本名を言ってしまうような放送事故を避けたかったからだそうです。
そしてもう一つはいつでも見られるコンテンツにしたかったから。
面白い実況は何度だって見たいので視聴者にとっては非常に嬉しい配慮ですね。
そしてメンバー同士のやり取りを楽しみたい人にとっては編集で面白いところだけを残されるより、
グダグダになったところでも下ネタで盛り上がっているところでも見たいものです。
いつでも何度でも楽しめて生放送的な臨場感もある。
いい大人達の作ったスタイルは自分たちの良さを120%視聴者に伝えられるようになっているのです。
魅力④どの年齢層でも楽しめる
いい大人達の実況動画の面白さは視聴者の年齢層により異なるのではないでしょうか。
彼らと同年代の人であれば、その面白さは友達の家に集まってゲームをする普遍的な楽しさと少年時代を想起させる懐かしさが混じったものに。
中高生などの若年層には昔の名作やマイナータイトルがたくさん紹介されるワクワク感と子どものようにゲームを楽しんでいる大人達の面白さ。
そこに共通するのは「いい大人達」が本来の意図と異なり、
「なんかいいな」と感じるようないい歳の取り方をしている大人達として認識されることだと思います。
大人になっても仲のいい友達同士で集まって楽しいことをする、
という飾り気のないカッコよさが彼らの最大の魅力なのではないでしょうか。
いい大人達の顔出し画像はあるのか?
イベントや生放送では各々仮面や被り物をして素顔を隠しているいい大人達。
本名や年齢も公開していないのでプライベート情報の流出はNGなのかもしれません。
色々と調べてみましたが顔出ししている画像を見つけることはできませんでした。
唯一わかっているのはメンバーが全員栃木県在住ということくらい…。
いい大人達の仕事は?
TV取材も受けて名実共にトップ実況者の仲間入りを果たしたいい大人達ですが普段仕事はしているのでしょうか。
動画の収録にまる1日かけたり深夜遅くまでゲームをしていることもあるタイチョーさんは現在フリーターらしいですが、他メンバーには仕事をしている人もいるようです。
ちなみにいい大人達の月収は2014年の時点で20万くらいだった模様。
現在はもっと上がっていると思いますが、それを5人で分けるとそれだけで生活していくのは苦しいくらいの金額になりそうです。
実際稼いだお金は、ゲーム実況に必要な機材や経費に当てられておりいい大人達は「お金儲け」がしたいわけではないそうです。
それだけで生活できればそれに越したことはないと思いますが、お金と人気に媚びた実況をしていないのはカッコいいですね。
いい大人達の今後の実況者活動
タイチョーさんは「いつまでゲームをやっていても怒られない状況でいたい」そうです。
その為に世間にゲーム実況を評価してもらい、ゲームをしていることへの言い訳が作りたいとインタビューで答えていました。
そして動画編集やコミュニティ、twitterなど実況活動に必要な作業を極力排除することでゲーム実況を生活習慣の一部にするのが理想なのだそうです。
「何から何まで正しくないから自分たちのようになってはいけません」と自嘲気味に述べていますが、
これが実現できればゲーム実況者の在り方の一つのモデルとして多くの人に影響を与えるのではないでしょうか。
お金儲けがしたいわけでも、人気者になりたいわけでも、何かを成し遂げたいわけでもない。
ただゲームをやり続けていたいという欲求は世間から見れば幼稚だと一蹴されるかもしれません。
一見怠惰に見えるそんな欲求ですが全力で貫き通して、理想の生活を手に入れたらこれほどカッコいことはありませんよね。
ゲーム実況の未来もいい大人達の未来もまだまだ未知ですが、その選択をする勇気と尖り方は心底凄いと思いました。
当サイトはそんないい大人達の活動を今後も全力で応援していきたいと思います!
以上、ゲーム実況者集団「いい大人達」の記事でした!
コメント
僕もいい大人たちを応援します! 割れ事件とかで騒いでるアンチ共がいるけど、あんな奴らは無視でいいよね
大人達は初期は8人で現在は5人です。
あと、顔出しについてはタイチョーが生放送でうっかりやっちゃって、オッサンもほぼ顔分かる状態になってたことがありますねw